有名ブランドの役割
このかた。
飲食人なら誰でも知ってる
ラベットラの落合シェフ。
東京本店のレストランは
いまでも予約困難。
著書も多数で
講演やセミナーで全国を飛び回っていらっしゃる方です。
ここの富山店の昼を貸切にして
スペシャルメニューが食べれるからって
友人の誘いにのっかって
久々に観光バスに乗り込んで
冷えた缶ビールを片手に
行ってきたのです。
そのレストランは
富山城の程近くにある
公共施設のエントランス脇にヒッソリとあって
お世辞にもオシャレとか言えそうもない
ほんとうに素っ気ない佇まい。
店内から眺められる
広々とした中庭が
唯一いい感じ。
落合シェフの芸能人のような短めの挨拶のあと
香りの抜けたスプマンテで乾杯。
スタートは8種類のANTIPASTI。
綺麗に盛り付けられたそれぞれの料理は
どれも普通で無難な味わい。
ヤリイカのカルパッチョは甘くて美味しかった。
プリモは4種類からチョイス。
どれも特段驚きもなく
優しくかつメリハリのない味わい。
ベットラのスペシャリテ
うにのスパゲッティ。
「う~ん…。」
この日のメインは
豚モモのオーブン焼き。
5キロほどの塊肉を
提供する8時間前からオーブンで焼き上げたのだそう。
トレイで出てきた途端
会場のほぼ全員がスマホ片手に集まってくる様がすごかった(・∀・)
味はというと
いわゆる
お歳暮とかに頂いたりする
ボンレスハムのステーキって感じで
塩がきつくて完食できませんでした。
DOLCEのミストも
無難な感じで
印象に残るものはなし。
老舗や有名店というのは
そもそもゲストの期待値が高い。
それが
スーパーシェフの店になれば尚更だ。
「期待以上!想像以上!!」
をお客様が感じなければ
逆に評価が下がったりする。
そう言う意味で
とても勉強になった時間でした。
by carlo-k | 2016-03-20 12:49