物語
僕らが
料理やスイーツ、ワインなどを提供するときに
大切なことは
お客様にとっての付加価値を高めること。
先日、
ウナギ専門店に行った時のこと。
ピクピク動いてる心臓から、
首肉や内蔵など
様々な料理法で食べさせてもらった。
「鰻はねえ、蒲焼や白焼きだけじゃないのよ!」って。
なんか、
ウナギにもこんな食べ方があって
部位ごとに食せるんだという概念を教わった気がしました。
逆に言うと
自分の知らないことを
情熱を持って教えてくれることが
その店の魅力(付加価値)になっているんです。
ひとは
自分の知らない物語を付与されたときに視点が変わります。
『なるほど~、勉強になったわ!』
『これはひとに自慢したくなるな!』
というのが大事ですね。
作り手側は
「美味しいものさえつくっていればわかってくれる」
と思いがちだけど、
食べる側は微妙な味の違いには
往々にして気づかないことが多いものです。
だからこそ、
そのこだわりを熱心に伝えることで
お客様が食事をするときの楽しみが膨らんで、
付加価値につながる。
物語を語ることが、商品の価値を上げるわけです。
by carlo-k | 2017-07-10 17:33