久しぶりに・・・。PART2

電話があった。

「いやあ~、元気ぃ?来週そっち帰るから ちらっと呑まない??」

少ししゃがれた、でもテンポの速い話し方ですぐわかった。

電話の主は、Nさん。
僕の4歳上の先輩だ。
現在、オーストラリアのパースで和食レストランを経営してて
今回は、なんと10年ぶりの帰国だ。
毎回帰国のたびに連絡もらって、呑むんだけど
前回からもう10年も経ったなんて、ほんとアッという間ですね。

彼との最初の出会いは、ぼくの初めての修行先での
パートリーダーとしてだった。
色黒でサーフィンがうまくて、時には料理長にさえ意見してしまう
調理場では完全に一目置かれた存在だった。

そんなNさんに、ぼくは完璧にこき使われた。
ほかにも、同期の丁稚がたくさんいるのに。
包丁研ぎや更衣室の掃除はもちろんのこと
休憩時間ともなれば、缶コーヒーやタバコを
買いに走らされた。

「なんで、俺ばっかりに・・・。」

っと思ってたら、そうゆうのは直ぐに伝わるらしく
2倍になってかえってきた。


そんなNさんが、1年ほどで突然いなくなった。
オーストラリアの大使館付きの調理師募集が
会社を通してあって、それに手をあげたのだ。

退社の日に、
「これからは、おまえが調理場をシメてけよ。」
と意味不明のことばをかけられたのを
今でもはっきり憶えています。


魚のおいしい割烹を予約して、早めにいってカウンターで
待ってたら。「やあ~、お疲れ!」ってはいってきた
Nさんは、見事なくらい10年前と変わってなくて
僕らはそれから、ちまたに新聞配達のひとが活躍しだす頃まで話した。


「Nさん、今度はぼくがパースに行きますね♪」
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  by carlo-k | 2008-08-05 10:26 | プライベート

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