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飲食店を楽しむ方法

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  カニ解禁を待ちわびたように
  初物をたべられる幸せは、
  今も昔も変わりません。


  先日、
  その”幸せ”を味わいに
  馴染みの居酒屋へ行った時のこと。


  カウンターに並んで座った隣のお客さんが、
  「このマグロと鯛はどこ産だ?」
  とか
  自分が注文した冷酒を難しい顔しながら
  「ここの杜氏らしくない味だな」
  とか、
  まるで怒ってるかの如く
  自分の価値観を並べ立てて
  ”美味しいものしか食べたくない”
  を体全体で表現していました。


  実はこういうタイプの人が少なくない。


  うっとおしい以前に
  もったいないなぁ…と思います。


  人の評価を気にして店や食べるものを決めてもそこに
  「ご機嫌」はないと思います。


  「おいしいもの」というのは、
  概ね2種類あって、
  カスピ海のベルーガや三陸産フカヒレや能登松茸や解禁直後の香箱カニ、
  ビックビンテージの銘醸ワインや年代物のスコッチなど、
  記号やデータ化されたかたちで表現されるもの。
  レストランの星の数や評価もこれに相当しますね。


  もうひとつは、
  自分がおいしいと思う店の料理や酒です。


  こちらは記号化データ化はどうでもよいことなんですが
  実はストライクゾーンが広ければ広いほど、
  その都度ご機嫌に食べたり飲んだりすることが出来ると思うのです。


  これは、
  腹が減っていたら何でもうまいという素朴な主張ではないし、
  まずいものをそう思わないで食べる姿勢を奨励している
  ということではありません。


  先ず食事全体を楽しむこと。
  その姿勢があるだけで、
  「ご機嫌」になれるのだと思います。


  よくやってしまうことですが、
  やたら人の評価を気にして店やそこで食べるものを決めたりすること。


  しかし、
  基本的に商品としての料理や酒やサービスの情報は、
  「そこでどう楽しむか」というところにはリンクしていないことが多いのです。


  有効なのは「すごくは、おいしくはない」店や料理に出会ったとき、
  余裕をもって接するということですね。


  「おいしいものしか食べたくない」と
  上澄みばかりをすくい取ろうとする志向は、
  積んできたものがない場合、
  貧弱で脆弱だし、
  第一楽しくないと思うのです。




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  by carlo-k | 2018-11-10 10:53

素材

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  11月にはいりました。


  この時期なると、
  海山物も野菜もフルーツも特徴があって
  旨みの強いものが沢山出回ってきますね。


  主役級の食材よりも、 
  そこにあって当然の存在だけど
  ないとその料理そのものが成立しない食材が気になります。


  たとえば、白ネギ。


  蕎麦とか牛すじ煮
  冷奴や納豆などなど、
  白ネギの刺激的な香りと食感があって
  はじめて味が決まる気がします。


  火が入ったものより
  生の方が圧倒的に存在感があると思うんです。


  なかでも
  味や香り・食感など
  すべてを克服しているのが「白髪ねぎ」。


  硬い外側の繊維も
  柔らかくて甘い繊維も
  青くて癖の強い部分も、
  1本ずつまとまってシャキシャキしています。


  これぞ、
  白ねぎの真髄だって思います。


  そういうところって
  人間にも当てはまりますね(^O^)


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  by carlo-k | 2018-11-02 12:27

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